ブラザーペナルティ【紫京院】
女ペナルティ
TremendousCircus
2024.07.07
サポートメンバー限定
7/14(日) 於・東京ウィメンズプラザホール
「女性大会議」によせて
子供時代、生育環境というのは、人により差はあれど20歳を過ぎたあたりから伏線を回収し始める。
例えば私は代理出産で生まれた子供が、産みの母親のもとを離れ、最初に男に抱かれることを、赤ん坊の観点からして産みの母親に抱いてもらえない点でも人道に反しているのだと、思えなかった。なぜなら、赤ん坊の頃なんて記憶に残らないのだから誰に抱かれても同じだし、母、女に抱かれることこそが赤ん坊の安らぎなのだという母親の聖母化なのではないかと思っていた。その人の子宮で育っても、腟を通って出てきても、所詮他人でしかない。
でも、記憶がない子供時代は無意識の深層心理層に蓄積される。だから、生まれてすぐに産みの母親の手から取り上げられ、産んでもない他人男に抱かれた赤ん坊は、無意識のうちに母の愛を求めるようになる。
近年、「弟がいる長女は文系を選びやすく収入が低い」という分析結果がアメリカやデンマークで明らかになった。これを「ブラザーペナルティ」というらしい。