うまく言葉に出来ない　内古閑

　多分自分はいろんなことに対して周りより劣っているのではないかと思うことがある。それでも努力して周りに必死に付いていこうとしてきた。それでも小さい時から、苦手なことがある...。

letterを書いてると、他の劇団員の文章が良すぎて、ただただみんな凄いな～とか、こんなに内容濃く文章を書くことが出来るんだな〜と学びになる。それは常日頃、いろんなことを考えていたり、思うことがあるからなんだろうな〜。
とは言っても、自分が何も考えていないわけでも、思っていることがない、ということでもない。書いてみたいことや、伝えたいことはあるのに、うまく言葉に出来ない。自分が伝えたいことを代わりに誰かに書いてもらおうという手もあるかもだけど、それでも本当に伝えたいことは１割も伝えられないと思う。代わりに書いてくれる人にも伝えられないと思う。それに誰かに書いてもらう時点で自分の言葉ではなくなる。

学校のスピーチとか作文とかもいつも苦手だった。今でも何か意見を言ったりする時など苦手意識がある。意見を言う際も本当に言いたいことは言えずじまい。だから自分が言いたいことは胸のうちに閉じこもったまま。時々、自分が思っていることを相手に伝えようとすると、相手は分かったふりをすることがある。「～ということだよね？うん、わかったわかった～」とか言ってくる人がいるけど、全然わかってないと思う。本当に伝えたいことってのは、うまく言葉に出来なくて、伝えられない。...もどかしい。それでも必死に理解しようとしてくれる人はいて、自分の拙い言葉に耳を傾けて理解しようとしてくれる人はいる。