後5日! 舞台『TWILIGHT LOVERS』 最新情報!!!
TWILIGHT LOVERSまであと5日ということで!
Letterで最新のトワラバ情報をお届けいたします♪
『TWILIGHT LOVERS』
作・演出/第六天魔王知乃 田中円
音楽/Dee Lee
公演日時/2025年3月11日(火)~12日(水)
会場/練馬区立生涯学習センターホール
詳細/
チケット/
3月11日(火) 開場/16:00 開演/17:00
3月12日(水) 開場/12:00 開演/13:00
〇〇〇目次〇〇〇
①急遽アフタートーク大決定!
②応援コメント続々!!
③YouTube続々更新中!
④その他色々
□編集後記
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①急遽アフタートーク大決定!
3/11日17:00の回限定となってしまうのですが、東京・強姦救援センター相談員・織田道子さんの、終演後のアフタートークが決定いたしました!
東京・強姦救援センターは、1983年に女性たちによって設立された日本で初めての強姦救援センターです。
先日私たちはTWILIGHT LOVERSの勉強会において様々な価値あるお話をお聞きしたのですが、是非皆様にも聞いていただきたいと思い実現することが出来ました。
是非お楽しみに!
②応援コメント続々!!
本公演に対し、推薦文をいただきましたので掲載させていただきます。(敬称略・順不同)
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ヴィクティムの絶望から立ち上がるパワフルな希望――トレメンドスサーカスの最新公演「TWILIGHT LOVERS」の魅力
私がはじめてトレメンドスサーカスの公演を観劇したのは2023年の年末だった。反性売買、反性搾取を正面から掲げた劇団の公演ということで、興味を引かれたのだ。その時の衝撃は忘れられない。最初からトップギアのテンポで劇が進み、長くて激しいセリフ回しに、エネルギッシュな歌やダンスもあり、最後まで体力が持つのだろうかと観ている方が心配になるほどだった。そして、先鋭なラディカル・フェミニスト的セリフが、これでもかとばかりに叫ばれ、時に合唱される。ここまでストレートなラディフェミ的セリフが最初から最後まで乱舞するものは、世界の演劇史においても初めてだろう。トレメンドスはおそらく世界で唯一のラディカル・フェミニスト劇団だ。
そして今回の公演「TWILIGHT LOVERS」も、その称号に恥じないものだ。今回は歴史から消されたレズビアン・フェミニズムをテーマに選んでいる。私は昨年末に一度観させていただいたが、必ずもう一度観たいと思わせる力を持っている。それがトレメンドスの魅力だ。
トレメンドスは「ラディカル・ヴィクティム・フェミニズム」を掲げている。今から数十年前、ナオミ・ウルフというアメリカのフェミニストが『美の神話』というラディカルな内容の著作を出した。しかし彼女は、同書に向けられた攻撃の激しさゆえにその後ラディカルさを否定し、代わりに打ち出したのが「パワーフェミニズム」というワードであった。それはアンドレア・ドウォーキンらの「ヴィクティム・フェミニズム」に対するアンチテーゼだった。しかし、「パワー」と「ヴィクティム」を対立させるのは間違っている。
絶望を見すえない「希望」が薄っぺらなものに終わるように、女性がこの世界で被っている性暴力の被害と犠牲の深刻さを踏まえない「パワー」は脆弱なままだ。ヴィクティムの絶望から、そのことへの腹の底からの怒りを通じて、どれほどパワフルな希望が立ち上がってくるかは、まさにトレメンドスの公演が示している。ぜひ会場に出向いて、生の公演を鑑賞し、そのパワフルさを全身で味わってほしい。病みつきになること請け合いだ。
ただしサウンドが強烈なので、大きな音が苦手な人は耳栓の持参を。トレメンドスのサイトではいい耳栓も売っています。
森田成也(マルクス経済学の研究者。大学非常勤講師、ポルノ・買春問題研究会メンバー、著書・本訳書多数)
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12月27日、池袋で「TWILIGHT LOVERS」を鑑賞する機会に恵まれた。この壮大な舞台作品は、これまでのTremendous Circusの公演の中でも、最も政治的で、最も躍動的、そして最もユーモアに満ちたものではないだろうか。美しく深遠で時にキャッチーな楽曲を通じて、レズビアン・フェミニズムのあらゆる側面を探求した本作は、古代ギリシャを舞台にしながらも、現代の政治において中心的な問題である男性のセクシュアリティと、フェミニスト同士の愛に真正面から向き合う。この公演は、観た者の人生を変えるほどのインパクトを持ち、知的刺激に満ちた、極めて楽しめる舞台となっている。Tremendous Circusの真骨頂ともいえる作品であり、観客に強烈な印象を残すことは間違いない。
キャロライン・ノーマ博士
オーストラリアのRMIT大学の翻訳・通訳プログラムで講義を担当。売買春や軍隊による性奴隷に関する書籍を多数執筆・翻訳。
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トレメンドスサーカスのラディカル・ヴィクティム・フェミニズムは、女性性暴力・暴力被害者たちに連帯し、彼女たちの視点から男性支配社会の打倒を呼びかける回復支援と闘争の企てである。転倒した正義言説のもと、女性の被害者性を語ることがタブーとされるに至った現代にあって、トレメンドスは再びフェミニズムのラディカルな精神を蘇らせ、孤立無援の中にあった被害当事者の女性たちに抵抗の言語を与える。
女性の選択・同意・主体性を強調するリベラルなフェミニズム思想は、いまや男性の加害と抑圧構造を覆い隠し、制度化された女性搾取の容認へと振り切った。もはや被抑圧階級としての女性は「存在しない」。明確な拒否を伴わない性交渉は「女性の選択」とされ、性売買は女性たちの主体的な「セックスワーク」と称えられる。
トレメンドスの新作『TWILIGHT LOVERS』は、女性たちへの揺るぎない愛と信頼を込めた激烈な言葉の応酬を通し、この「正しさ」を装う新たな男性支配イデオロギーの欺瞞を暴き出す。二人のラディカル・フェミニスト、ソラナスとドウォーキンの思想を受け継ぐ悪魔教典のゴシックストーリーは、男性のみならず女性にまで内面化された抑圧秩序の常識をぬぐい去るための意識覚醒をもたらすだろう。司法、宗教、政治、さらにはかつて女性学と呼ばれていたはずのジェンダー論までが女性の権利を放棄した今日、フェミニズム復興の最大の鍵を握るのは市井の女性たちの取り組みに違いない。当事者運動として始まったトレメンドスの舞台は、その強靭な解放闘争の歩みを象徴する。いま、切に必要とされている作品である。
井上太一様
翻訳家・執筆家
③YouTube続々更新中!
ホール公演ってどんな感じ??ということで、
去年ウィメンズプラザホールで上演した「女性大会議」から
TremendousCircus-じゃないけどないけど~フェミじゃないけど音頭~
を!
そして、トワラバの一演目でありながら、上演時間の関係で日の目を見なかった、”ルッキズム・エイジズム・セクシズム・レイシズム”の歌を、12月のライゴレフェスで行ったライブバージョンでお届けいたします!!
④その他色々
X(旧Twitter)でグッズの設定資料集情報を公開しました!
もし良かったらご覧下さい✨

それぞれ章タイトルごとに元になった史実などの紹介、解説とそれぞれのキャラクター紹介、ここでしか公開されていない「称号」をご覧いただけます。
第六天魔王知乃・田中円の共同執筆です。→
こちらは劇場までの行き方動画も更新されました! 楽しい動画なので是非ご覧ください。
また今回も華装特典ありますので是非ゴシック・アンド・ロリィタや特別なお召し物で観劇にいらしてくださいね✨
ささやかなプレゼントがございますよ🎁
□編集後記
さて!
本番が来るぜ〜!!!
トレメンドスの集大成フェミミュージカル、楽しみに待っててね!
田中円でした!!
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