対極の複数の思想は1人の女の中に共存するという当然のこと【紫京院瑞姫】
男にレイプされて、死にたい、電車に飛び込むもよし道路に飛び出すもよし手首を切ってもよし!死にたい!と思ったことある女へ!!レイプされるより死んだ方がマシって思ったことある女へ。
このクソ男性支配社会は、確かに女はどう考えても圧倒的不利だけどさ、レイプされることよりつらいことなんてない。職場に男がいる。おじがいる。客としても男は当たり前に来るしタメ口は使ってくる。ナチュラルなセクハラは職場じゃ当たり前。だけどそれがなんだ?レイプされた時よりつらくない。
フェミニストを名乗る女の中には、女が男のいる職場にいることやスカートを履いた就活を罵り、男性パートナーのいるフェミニストを、フェミニストではなく棒好きだとうそぶく。そんな奴らは、レイプされたことないから、ちょっとしたことで加害されたように感じちゃって、売られたみたいに感じちゃって、罵ったりうそぶいちゃうんでしょう。
あと最近聞いたのは男性が怖いのに彼氏がいるなんておかしい、と罵る女の言い分。いや、こっちから言わせてもらうと、むしろ男が怖いから彼氏が出来るんですけど??護身や、寄られると断れないことや、怖くて男の前でヘラヘラしちゃうからYESマンに見えたりね。心当たりある女の子は私と気が合う。心当たりがないなら、嫉妬という名のセカンドレイプをしないこと。堂々と、羨ましい、と思って、男を求めて、玉砕したら、レイプされたら、ラディフェミになると思う。
本当にレイプされたらわかるよ。ちょっとの女性差別で女の尊厳が売られることなんてない。そんなふうに思う私が、安全のハードルや女性差別のハードルが壊れていると言われようとも。母に金食い虫だと罵られて、実家を出てお金を吸い取らなくなったら優しくなった母を、二度と私を金食い虫だと呼ばせたくなくて、今まで必死に自立して生きていこうとした私。レイプされたり、されにいったり、たくさん経た中で、この程度でへこたれるものか、みたいなハードルが自分の中に設定されて、毎日男どもに怒り狂いながらも、搾取された時と今は違くて、ここは新しい世界で、私は普通の顔して生きてたら後ろめたいことなんてないのだと思う。
毎日、家に向かいながら鍵を握りしめて、ドアから手を離さず鍵を閉めチェーンをかけ、電気をつける。この瞬間、今日も私はレイプされず生き延びたと(AirTagのこと)、私はあの時の恐怖に今日も打ち勝ったのだと、毎日が闘争だ。願うならば、周りを警戒できるように片耳イヤホン、ではなく両耳で好きな音楽をガンガン音漏れしながら夜道を歩いて帰りたい。だけど、片耳でしか音楽を聴けないことは、レイプよりかはつらくない、マシ。それでも些細なことが、スポンジに水を垂らしたみたいにジワジワ私たちに男がタブーを課すのだから、政治的なことと思うし、それと同時に、現実問題女は今この社会を今我々の持つ手札で戦わなきゃいけないのです。それをわきまえと呼ぶのなら、かつてロシア革命においてエンゲルスが批判的な文脈で「空想的社会主義」と呼んだように、「空想的フェミニスト」と彼女らを呼んでやる。
空想で革命ができるなら、とっくのとうに成功してる。そうじゃないから物語がある。
UNION2.0までそれぞれ折り合いつけながらも、私たちのテミスキューラを毎秒夢想して、強く生きよう!
『UNION 2.0』
日程◆ 2025年7月1日(火)、2日(水)
時間◆7月1日(火) 開場/16:30 開演/17:00
7月2日(水)開場/13:30 開演/14:00
🎫 7/1(火)の回 https://tiget.net/events/399419 / 7/2(水)の回 https://tiget.net/events/399423
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