勝つとか負けるとかどうでも良くて、生きて会ってくれてありがとう!(魔王)
4回目のFEMIKING、遠いところまで来たなという気持ちです。全てが全く違う作品で、私にとって、性被害にあったタイミングが重なっている時期もあるので、複雑で……だけど、4回目の今、とても清々しい気持ちで迎えています。
第三波から始まったわたしの脱ぐフェミニズムは、内省を伴いみんなに大きな声で「服を着ろ」と言えるようになりました。
体重は10キロ増えました。
どうしたらレイプに遭遇しないか、みんなに教えられるようになりました。
楽しい、幸せなだけではない作品だったけど、辛いこと、悲しいかなレイプにあった事実さえ、今日のわたしを形成しています。
性暴力にあった人間に社会は厳しく、生きる力を果てしなく奪います。
そして良かれと思って「ゆっくり休んでね」とも言います。
だけど、私たちが泣きながら休んでいる中でも、加害者は生き、のうのうと暮らしている訳です。
私は、私たちは誰よりもみなさんに、ゆっくり休んで欲しい、辛い目に遭わないで欲しい。何かのヒロインみたいに悲しい出来事にあって欲しくない。と心から願っています。
でもだからこそ、あなたの人生はここで終わりじゃない!私と一緒に立ち上がって、どんなに辛くても、苦しくても明日も生きていこう、と言いたいです。
それは本当に大変で厳しいことだけど、私たち女同士が一緒につながれば、できないことはないと思うのです。
私が一緒にいるよ。
どんなに元気のない時も、フェミキングをやれば私は自然と怒れて、元気が湧いてくるような気持ちになります。
性暴力は、脳障害として残るくらい自分の脳に強く刻み込まれる出来事だけれど、それは私のアイデンティティじゃない、憎め!殺せ!と脳の中でシュミレーションし続けます。いつであってもいいように殺す練習を台本でします。
私は幸運な被害者だと思います。見てくれるお客さんみんながいて、大好きなメンバーたちがいつでも横にいる。マブダチ達が、辛かったら夜一緒にカラオケに行ったり、映画を見たりしてくれる。
女の力が、女の治癒に大切なんだって気づけたのもこの作品でした。
言葉通り、FEMIKINGは私そのものです、一生愛し続けてください。そして脳にザックザック刻みつけて、これからも私の、私たちの伝説を追い続けてください。
本当にありがとう。楽しんで、でかい声出してください!
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